「わたしの、領分」@ゆめりあホール
観劇は心の安定剤。
観たい作品が多すぎて・・・
時間のやりくりに追われている優です。
「わたしの、領分」@ゆめりあホール
医療センターを舞台に発達障害をテーマにした作品。
心がざわついて、気持ちがざらついた。
誰にも共感できなくて、全員に感情移入した。
当事者、
曖昧、
治すべき病気、
支援すべき個性、
生きづらさ。
劇中に散りばめられた台詞が今でも頭の中をぐるぐるしている。
役者さんが表現しているのではなく存在していたから・・・
演じているのではなく生きていたから・・・
全ての場面が、舞台上での出来事が架空のことと思えず、ずっと苦しかった。
最初から最後までこんなに苦しい作品を観たのは初めてかもしれない。
本人、両親、心理士、どの立場にもいないから、当事者じゃないから、観ていられるのかな。
上演中そんなことをずっと考えていた。
当事者だったらこの作品を観ていられないかも。と。
目を逸らさずに観るなんてできないだろうな。と。
自分と重ねてしまったり、思い出したりして辛すぎるだろう。と。
でも、違った。
発達障がいのお子様を持つ友人も一緒に行った。
誘おうか、誘っていいのか迷って、迷って、迷いまくって声をかけた。
冒頭から静かに涙を流している友人の姿に申し訳ない気持ちになった。
終演後、泣き笑いしながら
「誘ってくれてありがとう。演劇で観るっていいね。ドラマだともっと感動的に語られるし、ドキュメンタリーだともっと綺麗ごとにされるから、そんなんじゃない!って思う。いろんなことを思い出したし自分たちと重なった。最初は障がいのこと受け入れられなかったし、認められなかったから。本当にあんな感じだったよ。これ、再々々演なんだよね?次に機会あったら嫁も誘うよ。ありがとう。」
って。
作・演出は松澤くれはさん。
彼の作品を観るのは二回目。
目を逸らしたくなるような事をリアルな台詞にしてぶつけてくる方。
という印象。
前回は役者にハマってエスカレートするファンの話だったなぁ。
役者さん側のファンに対する裏での感じも妙にリアルで(本当にリアルかどうかは想像なんですが・・・)、
こんな風に贔屓の役者さんから思われたら嫌だな・・・と思い、すごく辛くて、すごく悲しかった。
今回も辛かった。
くれはさん作品は毎回、辛いのかな。
主演は福永マリカさん。
たまたまこの半年、彼女の出演する作品に縁があり、
「バクステ」@赤坂レッドシアター、
「死旗」@下北沢スズナリ、
この作品。6月から三作品を観劇。
すごい熱量のある女優さん。
三作品とも表情も声も指先も全く違っていて、もっと色んな役を観てみたいな。と。
こうやって観たい役者が増えることにより、観たい作品が増え続ける。
この「わたしの、領分」、ここ何作品か立て続けに拝見している宮原奨伍さんが出演されていました。
今回は出番が少なく、若干消化不良。
もう少し観たかった。
観たかったけど・・・
彼は役の大きい小さい、出番の多い少ないに関係なく、どんな作品、どんな場面でも出過ぎず出なさ過ぎず、自身のことも周りのことも最大限に魅せる芝居をする役者さんだと思う。
真面目で爽やかなモテ男、誠実なヤサ男(いずれもイケメン設定)を演じることの多い宮原氏。
私は【イケメン設定でないクズ男】【イケメン設定ではない人でなし】を演じる宮原氏を観たい。
宮原氏がクズ男を演じることがあるなら・・・全公演観たい!と思う今日この頃です。
大泉学園ゆめりあホール 松澤くれは様の舞台「わたしの、領分」公演祝いスタンド花
大泉学園ゆめりあホール 五十嵐啓輔様の舞台「わたしの、領分」出演祝いハートスタンド花
大泉学園ゆめりあホール 榎あづさ様の舞台「わたしの、領分」出演祝いスタンド花
大泉学園ゆめりあホール 宮原奨伍様の舞台「わたしの、領分」出演祝いスタンド花
『わたしの、領分』 #はなしごとのおせつかひ 二劇目
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