「深夜食堂」@シアターサンモール
観劇は心の安定剤。
今日は朝から朗報が届き、少し上機嫌の優です。
「深夜食堂」@シアターサンモール
漫画も読み、ドラマも映画も見たという原作ファンの友人と。
失礼ながら原作の存在すら知らなかった私。
勝手に「分りやすいはず」と決め込み劇場へ。
シアターサンモールは椅子が堅いから嫌い。
でも劇場としては好き。
入口入るとロビーに舞台となる【めしや】の暖簾と赤ちょうちんが。
これ、ちょっとテンションあがります。
観劇するわくわく度が増します。
抽選で5組限定、舞台セットに座り写真撮れるというイベントしてましたが・・・
玉砕。
舞台は筧俊夫が演じるマスターが切り盛りする「めしや」。
マスターとここに訪ねてくる客との交流、客同士の人間模様がテンポよく描かれている。
ミュージカルと言っても歌はスパイス的な感じでした。
基本的にお話は会話で進んでいきます。
だから分りやすい。
で、ここぞ!って場面で歌が入って盛り上がる。
以下、少々ネタバレ入ります。
それぞれの客には思い出の料理があり・・・赤ウインナーだったりあさりの酒蒸しだったり。
その中に目玉焼きを乗せたソース焼きそばとバターライス(醤油少々)が出てきます。
この場面、本当にソース焼きそばとバター醤油の香りがしてきます。
これがまたすごくいい香で。
最初、気のせいかな?って思ってだんですが、気のせいではなかった。
この演出、ずるいです。観てるとお腹すきます(笑)
個々のエピソードは掘り下げて描かれているわけではなく、とにかくシンプルなお話。
なのに・・・いや、だからこそ色々なことを想像しました。
描かれていない場面が想像しやすい演出になっているのもさすがです。
大きな感動とか号泣するとかではない。
でも、ほっこりして暖かくて、気を抜くと泣いてしまう。
そんな作品です。
この作品で一番楽しみだったのは元宝塚雪組男役トップスター壮一帆(以下、壮さん)と相手役だった愛加あゆ(以下、あゆ)。
退団後の共演はこれで2作目。
宝塚退団後にトップコンビを観れるのは本当に貴重。
宝塚でのイベントなどで同じステージに立つことはあっても作品で共演してくれることは決して多くない。
しかもガッツリ絡んでくれてたし。
退団後、あゆの出演する作品を何作か観たけど、どれもこれもアタリ。
いい意味で宝塚の娘役時代の印象をぶち壊してくれてます。
この深夜食堂でもいい味出してました。
指先まで美しいキレキレのダンス、壮さんとのハモリ、どこを観ても宝塚にいた時よりパワーアップしてる。
壮さんとの喧嘩のシーンは一見の価値ありです。
壮さん、あゆを引っぱたく。あゆ、壮さんに水かける。女同士の大喧嘩(笑)
想像通りの展開、お決まりの物語。
それでも最初から最後まで飽きなかったのは出演者みんなが芸達者だったからだろう。
特に最近、こっそり大好きな田村良太氏。
勝手にたむ君と呼ばせて頂いているのですが・・・
レ・ミゼラブルでマリウスを演じてた彼からは想像できないふり幅です。
今回はゲイバーのママ、小寿々(こすず)を。
熱演なんだけど熱はない。
自然にそこに佇み、空気のようにそこに溶けていた。
彼が出てくると何とも言えない安心感。
かわいいし。
素敵だし。
そしてちょっと切ない。
美しい所作があまりにも自然で・・・「実は、たむ君って?」と思ってしまったくらいです。
お歌も当然安定。彼の優しい声が最大限に生きるナンバーが多く心地よかった。
11日まで上演しています。
チケットはまだあるようです。
順番に客にスポット当てながらシリーズで上演すればいいのになぁ・・・なんて思う今日この頃です。
新宿シアターサンモール 壮一帆様のミュージカル『深夜食堂』出演祝いスタンド花
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