配達無料・回収無料ってなんなんですか

はなしごとのひとりごと 2018.11.16

 

 


 

今日はとても普通のことを話します。

 

皆さん、フルーツって高いんですよ。

 

知ってますよね、ごめんなさい。

普段自分からフルーツを買うなんて、まずないので。

シャインマスカットにはまってスーパーで見かけた時、びっくりしちゃいました。

この価格なら他のスイーツを買うか、ちょっと迷ってしまいました。

・・・買ったけど。

そんなの普通だよという人、私の様に迷っちゃう人、このご時世、何が「普通」なんでしょう。

 

 

○○円以上送料無料!

ネット何かを買う時、通販サイトや大手ショッピングモールなど、至るところで目にしますよね。

これはもう「普通」なんですか?

普通なんですよね、きっと。

 

「私はお花を買っているのだから、配送料はタダの方がいい」

ごもっとも・・・ごもっとも?・・・本当ですか?

 

最近は『Amazonの異常な流通量、宅配ドライバーの悲鳴』みたいなニュースもやっていたし、少しは理解が深まったと思います。

が、今回あえて言います。

 

配達料は普通かかるもの。

回収料も普通かかるもの。

 

人が動くのだから当然。

でも誰が動くか、当然価値が違います。

かかる経費が違います。

 

宅配を使ったことのない人は少ないと思うので、なんとなく送料がどれくらいかかるかイメージがあると思います。

でも、その固定概念、お花のお届けと一緒にしてはいけません、絶対。

 

お祝い花について

■月■日(▲)12時~14時必着にて、ご手配をお願いいたします。
※■月■日(▲)の18時30分~19時30分でスタンド花の回収をご依頼くださいますよう、お花のご注文時に合わせてお願いいたします。

 

レギュレーションによくこう記載されています。

まず、ここから。

業者にお金を払えば普通にお花が届く、

これは幻想です。

 

レギュレーションに沿って、宅配会社さんは希望通りの時間帯設定はないです。

さらに荷物が遅れる届かない破損する、ざらにあります。

そりゃそうです、お花のプロが運んでるわけでないから。

慣れている花屋さんであっても、この規定時間にギリギリになってしまうこともあります。

 

何か合った時、不測の事態にどう対処するか。

宅配の箱を開けたらお花が倒れていた、折れていた、がっかりです。

でも運ぶ途中で何かが起きる、不測の事態というのはありえることです。

 

だからこそはなしごとは都内会場への花贈りは、基本「花屋さん自身がお届け、回収」することを重視します。

舞台やライブ、イベントのお祝い花に宅配を使うのは、地方の場合のみです。

お花屋さん自身であれば、余分の花材を持っていき修正できます。

 

想像してください。

超高級フレンチの出前。

それを自分が食べるためでなく、大切な誰かのために依頼したとして。

調理のできない時給で働くバイトさんが料理をお届けするか。

シェフ自身がお届けするか。

きっとシェフが届けてくれたら、現地で冷めた料理も再調理してくれます。

プロの仕事ってこういうことじゃないですか。

私はシェフが届けてくれることで心配ごとがなくなります。

 

何事もなければ「届く」ということは同じかもしれません。

でも誰かへの想いを形にしたお祝い花は、絶対に失敗があってはいけません。

もし何かがあった時、即、柔軟に対応できれば問題回避できます。

そのための花屋さん自身が配達するんです。

 

夜中なのでぶっちゃけます。

あるイベントで。

宅配で届いたお花、箱も開けられてないものたくさんありますよ。

 

だからお願いが。

皆さん条件あっての花贈りなので、高く注文してということではないです。

ネットショップの様に、送料数百円でお花が届くという感覚は捨ててください。

お花屋さん、実際に倒れてます。

 

都心から幕張メッセまで、配達と回収2回行くということがどれだけ大変か。

ZeppTokyoなら近いと思うかもしれないけど、午前中にお届け夜中回収、当日2回行くということがどれだけ大変か。

 

中野サンプラザ、公演終了時間に見に行ってください。

アンコールで延び延びになり、回収待機で疲れ切った花屋さんがたくさんいます。

 

花贈りの失敗をなくすために、花のつくり手自体が届ける、回収することが数百円で済むわけがないです。

 

皆さんが推しを心から応援する、その形としてのお花。

大切に贈るために、丁寧につくり、大切にお届け、規定通りに回収する。

それを当たり前の仕事として受けている花屋さん、少なくともはなしごとに参加している花屋さんは絶対手を抜かないです。

 

人間だもの、ミスはあります。

でも即対応します。

そういえば、昨日札を間違えた花屋さんがいたような。

でも即直しに飛んで行きました。

 

 

ここまで読んでくれた皆さん、逆を想像してください。

配達料・回収料無料が成り立っているお店はどうやったら成り立つと思いますか?

 

 

いい花贈りをしたい以上、それをかなえようと努める花屋さんにはきちんと対価を払う、そんな「普通」を心待ちにしています。

 

今日はただただつらつらと面白味もなかったと思うので、なんとなくこれつけておきます。

 

 

 


 

 



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